岩手開発鉄道
<1回目の訪問>
最初にこの鉄道を訪れたのは、昭和53年のことです。旅客営業は、2両の気動
車によって行われていましたが、キハ202が主力として活躍し、夕張鉄道から来
たキハ302は予備車となっていました。キハ202は、食パンのような形態で、簡
素な造りの車両でした。
左は国鉄線、右は機関区で、その間の線路が勾配を登って次の駅へと続いて
いました。
キハ202の車内ですが、製造コストを抑えるためか、これ以上簡単にできない
程(?)質素な設備になっていました。
キハ302は予備車とはいえ、この当時には美しい姿に整備されていました。
<2回目の訪問>
1年に数日、キハ202が検査入場した時のみに使用されるキハ301が「動く」とい
う情報が入り、平成2年に撮影してきました。この当時、現役の機械式気動車は、
南部縦貫鉄道のレールバスと、このキハ301のみで、本格的サイズの機械式気
動車に乗れるのは、これが最後とばかりに出掛けてきました。
日頃市にて
終点、岩手石橋駅にて
検査中のキハ202
DD5601